Satie et Les Six
フランス近代作曲家(サティーと六人組)
近代音楽はドビュッシーによって開眼したが、これに満足せず、新古典派主義、主知的客観的を重視した人たちに、特異な存在で知られたサティー、そして、サティーの現実主義に共感した六人組をあげることができる。
六人組(Groupe des Six)とはデュレイ、オネゲル、ミロー、プーランク、オーリック、タイユフェールの六人で、ジヤン・コクトー(Jean Cocteau)の指導によって、サティーを首領とした「新青年」(Les Nouveaux Jeunes)がドビュツシーのロマン的主惰的主観性で
ある印象派に反抗し、1918、19に結成され、それらの青年のうち、以上の六人が最も活動した。「六人組」の名称は1920年、アンリ・コレーによって与えられたものである。