Darius Milhaud

Darius Milhaud
Darius Milhaud

3 ダリウス・ミロー

ユダヤ系のフランス人で、1910年、パリー国立音楽院に入学して、オネゲルと共にジェダルジュ、ウィドール、ダンディに作曲理論を学び、進歩的な作曲を試みた。

 この頃文学家クローデル(Paul Claudel)と知り合い、彼の劇「プロテウス」(Protee,1913-19)などのために作曲し、1917~1919、クローデル公使の秘書となってリオ・デジヤネイロに滞在し、南米の音楽に親しんだ。彼の劇音楽の大部分は、クローデルによるものである。

1922年、第一回の国際現代音楽協会(I.S.C.M)音楽祭を提唱し、現代音楽の発展につとめた。

バレーの作品に

Table: 好評を博したバレーの作品
Titreyear
「世界創造」(La Creation du monde)1923
「屋上の牡牛」(Le Boef sur le toit)1920
「男とその欲望」(L'Homme et son desir)1921

彼は速成多作家で、300余の作曲があり、十二音、多調、無調などあらゆる新技法を試みている。 

1940年アメリカに移住し、戦後パリー国立音楽院の教授として、隔年にパリーに出かけて活動した。